お世話になりました〜
3週間と3日、お世話になった病院ですが、いよいよ明日退院になりました。退院が決まってからの1週間は、早く家に帰りたいと思っていましたが、今、去り難い気持ちになっています。
というのも、同室の方と親しくおしゃべりできるようになりましたし、病院の皆さんが、献身的に患者さんと関わってくださることを見ることが多く、たくさんの学びがあったからです。
周りを見回すと、高齢の方も多いのですが、みなさん、毎日しっかりリハビリに励んでいます。自主的にトレーニングしている人もいて、昨日の自分よりも今日の自分の方が良くなるようにと励んでいることが、すごいな〜と思います。リハビリの先生は、その人の状態に合わせて、メニューを決めて、実施してくれます。
私の場合、股関節の痛みから曲がってしまった腰は、長い期間かけて曲げてしまったので、なかなか元に戻りませんでした。
それに対して、足ばかりでなく背骨やお腹の筋肉へも働きかけて、修正してくださったおかげで、だいぶ伸びてきましたよ〜。背筋を伸ばして、体重を足にしっかりかけられるようになりました。それから、少しずつ筋力をつけていきましたので、階段の昇降もできるし、よりかかるところがあれば、30分くらいは立っていられるようになりました。家で、家事をするには、十分ですね。
知らないままでは過ごせなかったこと
お医者さんは、毎朝、食事の前に、その日の様子をたずねにきてくれます。看護師さんは、朝、昼、夜と熱を測り、血圧を測って、体調の小さな変化のことも聞き取りをして、対応してくれます。
介護の方は、車椅子の方のトイレの介助や、衣類の洗濯ものの回収や、乾いたものの配布、寝巻きの交換、シーツや包布の交換、各部屋やトイレのゴミの回収などで、大忙しです。お願いすると、売店への買い物にもお付き合いしてくれました。その他に、食事を運んできて、配ったり、御膳を回収してくれる方もいます。部屋の床掃除や、テーブル拭き、洗面所の掃除の係の方もいます。
お風呂の時も、機械浴というのにはいる方は、入浴の補助をしてもらいます。耳の遠い方もいるので、聞こえるように、次に何をするかを丁寧に伝えています。私は、その声を聞きながら、シャワーをしたり、だいぶ動けるようになってからは、湯船に浸かったりしていました。
病院には、本当に多くの方が働いていて、私たちのお世話をしてくれています。認知症の患者さんが入院して、その状況がわからないでいる状態から、日に日に和んで行く様子も体験しました。
また、家に帰って、介護が必要になる場合や、ここから転院したり施設に移ったりする場合の連携はどうなるのかな〜という疑問も出てきました。
知らないままでは過ごせなかったことに目を向ける機会を得られたことにも、感謝です。
これからの備え
歳を重ねるごとに、病気や怪我、認知症などと、向き合わざるを得ませんね。
それらは、ちょうど あなたのご両親の世代でしょうか?
それとも、そろそろ、ご自分のこととしても、身近に感じてくるころでしょうか?
必要な情報を集めながら、いざという時に、どうしたらいいのかわからないというようにならないよう、備えたいと思います。
地域の地域包括支援センターなどへ出向き、教えていただいてこようと思います。
あなたが、体験して、ご存知のことを、ぜひお聞かせくださいね〜。
それではまた!